ビデオカード

ビデオカードもGPUの発熱を抑えるために大抵の場合ファンが取り付けられており、このファンが騒音の元となっています。
最近のビデオカードの進化はすさまじく、GPUの処理能力の向上に伴い、消費電力や発熱もそれに合わせて上がっています。
特にnVidiaが出しているGeForceFXシリーズは発熱がすさまじく、初期のFXシリーズはFXFlowという2スロットを使用したドライヤーのような大型冷却装置がついていました。
一応2D時にはファンの回転を緩めたり止めるなどの静音対策がされていますが、3D時にはファンが高回転で回り続けます。
最近ではそれも改良され、冷却装置も1スロットで済むようになりましたが、ファンの音はまだまだうるさいです。

今回はA-OpenのGeForceFX5700Ultraを積んだカードを手に入れたのでこれをベースに静音化してみました。

GeForceFX5700Ultraをファンレスにする

GeForceFX5700Ultraを搭載したA-Open製のカードです。

GPU 450MHz/MEMORY 950MHzという高クロックなタイプです。
AGPからでは供給電力足りず、電源から直接4ピンコネクタを繋げる必要があります。
350Wの電源で動かそうとしたらカードの供給電力不足といわれ、430Wの電源に交換しました。

最近ではビデオカードのファンレスキットなるものが売っており、カード純正のファンおよびヒートシンクと取り替えることができます。


ということでGeForceFX5700Ultraのファンレス化を行います。
まずは純正のヒートシンクを取り外す必要があるので、カードを裏に向け、ヒートシンクを止めているピンを摘んで外します。


ピンを外すとGPUのおでましです。


GPUにベースとなるヒートシンクを取り付けたところ。
メモリ用のヒートシンクも取り付けます。



あとはヒートパイプと大型のヒートシンクを取り付けて完成。



ヒートシンクが大きいため、マザーボードによってはAGP直下のPCIスロットが使用できなくなります。

この状態で3DMark03を走らせるとSpeedFan読みでGPUのコアが最高で82℃まで上がりました。
2D時は57℃でほぼ安定しています。室温は33℃ですので、ファンレス化しても大丈夫なようです。

このヒートシンクを取り付ける場合の注意点としては、ビデオカードにヒートシンクの取り付け可能な穴があるかという点とです。
カードによっては穴が開いていても取り付けできない場合がありますのでご注意を。
マザーボードによってはマザーボードの部品に干渉する場合もあります。

また、高性能なビデオカードを使う場合や、ケース内の空流が極端に悪い場合は異常な温度になる可能性がありますので、
SpeedFanなどで温度を監視し、問題がないことを確認してください。


ダウンクロック


CPUと同じようにGPUもダウンクロックが可能です。
もちろん普通にはできないので、nVidiaのGeForce向け最新ドライバ、
ForceWareのレジストリの変更を行うとクロックの変更が可能になります。

[スタートメニュー]→[ファイル名を指定して実行]で"regedit"と入力して実行するとレジストリエディタが開きます。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NVIDIA Coporation\Global\NVTweak\CoolBitsを追加。
CoolBitsをDWORD、16進の3に設定します。変更後にPCを再起動。

再起動後に[画面のプロパティ]→[設定]→[詳細設定]から[GeForceFX〜]のタブを選択。

クロック周波数の設定が追加されています。
ここで2D時のコアクロックの周波数設定を300MHz→75MHzにダウンクロック。
3D時とは別に設定できるため、3Dゲームなどには影響がありません。
他には自動オーバークロックという機能もありますね。なかなか便利です