ファン

PCの一番の騒音源、ファンです。
一番良いのはファンを無くしてしまうことですが、
ファンを無くす=熱を逃がせないということになります。
現実的にはある程度の冷却性を確保する必要があります。

ということで、ここではその対策を紹介します。  

大きなファンを使う


左から4cm、6cm、8cm、9cmのファン。
大きなファンの方が風量が大きいので、回転数を上げなくとも風量を確保できます。


4cmなどの面積が小さいファンは風量を稼ぐには高回転で回すしかないので、
「フィィィーン」という耳障りな音が発生します。
主にビデオボード、マザーのチップセットに取り付けられています。
これは取り外して8cmなどの大きなファンに交換するかヒートシンクを貼り付けてファンレス化しましょう。
チップセットはファンを外して残った純正ヒートシンクが大きければ案外そのまま使えたりもします。

6cmはCPUに良く使われますが、これもかなり煩いです。
特に上の写真のDELTAのファンは高回転仕様で音なら掃除機と良い勝負できます。
これも4cmファンと同じく大きなファンに交換をお勧めします。

8cmファンからやっと実用に使えるレベルになります。ケースファン、電源のファン等によく使われるサイズです。
CPUファンに使うのも良いですね。9cmも基本的に8cmと同じ使われ方ですね。

さらに大きな12cmファンというのもあります。
大きいほうが風量があり、回転を落としても風量を確保できるため静音には有利です。
ただ、取り付けができる場所が少ないのと、12cmファン自体あまり種類がありません。
また12cmで静かなファンがそうないのが実情で、回転数を落としてもうるさいものが結構あったりします。

ファンコンバータで大きなファンを付ける

ヒートシンクが6cmタイプで、6cmのファンしか使えないという場合はファンコンバータを使います。
ファンコンバータを使うことで6cmのヒートシンクに8〜12cmといった大きなファンが使用できるようになります。


KANIEHedgehog294MにAINEXの6→9cmファンコンバータを取り付け、CRAFTFANの9cmを取り付けています。

静かなファンに交換する

ファンを静かにするには基本的に8cm以上のものを使います。
その中でも回転数が低いものが静かです(当たり前です)
店に行けばパッケージに回転数を表示したファンが売ってますので、ある程度の目安にはなります。
ただ、回転が低くともそれ以外の軸や羽の形状といった要因があるので、回転数が低い=静かということでもありません。

回転数が書いていない場合、ファンの上面の詳細が書かれているシール部分に0.09Aなどアンペア数が書いてありますので、
ここを見ればある程度回転数が予測できます。もちろんこのアンペアの値が低いほど回転数が低いものになります。
回転数表示のあるファンと見比べれば有る程度回転数が判別できるでしょう。

メーカーですが静かで有名なのは山洋電気やNidec等のファンですが、値段が3000円近くと高すぎです。
しかし値段の分良い作りはしてます。まあ、それでも高いと思うけど・・・・
というわけで私はネットで安くて静かと評判の良いファンを探して買ってます。

最近のお気に入りはXINRUILIANのRDM8025Sです。
最近NextWaveが袋入りで580円〜680円で売り出したおかげでどこでも簡単に手に入るようになりました。

ただしこのXINRUILIANもそのまま使うとうるさいです。
5Vで動かす、ファンコンで制御するなど低回転化することによりかなり静かになります。
ファン関連なら(有)長尾製作所のHPが非常に詳しく書いてあります。

ファンの回転数を落とす

一番確実なファンの回転数を落とす方法です。
これは単にファンに流れる電流を抑えれば良いわけです。
お金をかけずに簡単にできる方法としては、4ピンコネクタの12Vと5Vの配線を入れ替える方法です。

PCの電源から出ている4ピンコネクタは黄色が12V、赤が5Vが流れています。
なのでこのラインを逆に付け直せば良いだけです。
やり方はコネクタの上からピンの引っ掛け部分をピンセットで摘み、下に押し出してやれば外れます。
12V、5Vともに外し、外すときにピンセットで摘んだ引っ掛けを元に戻し、配線を逆にいれれば完成です。
これが一番簡単な方法。

ファンのコネクタが3ピンタイプという場合は3ピン→4ピン変換ケーブルを使ってください。
12Vを+に、5Vを-に繋げて7V化もできますが、これは危ないのでお勧めしません。
あと注意したいのは、5V化すると回転させる力が足りず、動かないファンがあります。
こういった場合はファンコンなどでファンが動く範囲で回転数を調整してください。

ファンコンで制御する


5V化以外にファンの回転数を制御する方法としてファンコントローラ(以下、ファンコン)があります。
ファンコンを使うことによりファンの回転数を簡単に制御できます。

5or3.5インチベイに操作板を取り付けるタイプ、ファンと電源の間に繋げてコントローラは宙ぶらりんタイプなど色々あります。
しかしこれがまた高い。ZALMANのファンコンは1個制御できるタイプで980円もします。
下手したらファンより高い。さらに5インチベイに取り付けられるタイプは3〜5000円ほどします。
うちはZALMANのZM-MFC1を取り付けています。
5インチベイに取り付けるため、起動中でも簡単にファンの調整ができるので便利です。
しかし値段が値段のため何台も購入するというわけにもいきません。
というわけで自作します。

自作ファンコンです。※管理人電子工作に知識はほとんど無いです。
※必要なもの
ハンダごて ハンダ 基盤 (真ん中で2枚に割れるやつ)100円
半固定抵抗(100Ω Bカーブ)50円 コネクタ(ケーブル)20円 絶縁テープ

これだけです。今回は半固定抵抗を使いました。
半固定抵抗なので何度も回すものじゃないので結構脆いです。
一度抵抗値決めてからは普通は動かさないものなので。

可変抵抗は100ΩでBカーブのモノを買ってきてください。
100Ωがちょうど良いくらいの大きさです。
Bカーブというのは可変抵抗にはA,B,Cとか種類があり、

特性はこんな感じで違います。
Bを選ぶのは回転数に比例して抵抗値が上がるので細かい制御に向いているからです。
Aは音量調整などに使います。

抵抗の裏を見ると下のような感じになってると思います。(今回は3ピン)

表側の回転軸を右に回していくと、左の端子と中央の端子の間の抵抗値が上がり、
右の端子側の抵抗値が下がります。逆に左に回すと右側の抵抗値が上がる・・・というようになっています。
そのため、中央の1に12Vのケーブルを繋ぎ、2か3のどちらかにファンのケーブルを繋げます。

基本的にこんな感じです。
基盤に抵抗を付けて、コネクタを抵抗に繋げてハンダで固定すれば良いだけです。

作るとこんな感じになります。かなり適当(^^;
裏に絶縁テープ張っただけだし。左側が4ピン、右が3ピンタイプにしました。
12V以外のGNDや回転数を感知するケーブルも繋げてください。

ちなみに3ピンは左からGND、12V、回転数検知です。
色はモノによって変わります。intel純正は黒、黄、緑です。

基盤に半固定抵抗を取り付ける以外にボリューム付きの可変抵抗で作る場合も基本的に同じです。

ケーブルを延ばしてケースの外に出せばケース開けなくても使えますね。
あと抵抗ですから、熱くなるので取り扱いに気をつけてください。