Mobile AthlonXP 1700+を500MHzで動す
3GHzのCPUが当たり前のように売られている時代に、たった500MHzでどうするんだよとか思われますが、
ちょっとしたサーバ用途やお遊びマシンに限ればかなり良い感じなんですよ。
500MHzですから3GHzと比べると圧倒的に低い消費電力、さらに低発熱なためにファンレスもできて静音性も良いと常時稼動マシンには良い事づくめです。
動作もWeb閲覧やMP3再生程度なら全然余裕ですし、サーバにしても重たい処理を行う事がないならば十分です。
重たい処理を行うときはちょいと電圧と倍率を戻せば元通り。本来は1.43GHzで動くCPUなんですから当たり前ですが。
というわけで実際に500MHzで動作するマシンを作成してみました。
まず部品です。
今回使用したのは以下のような部品です。
| CPU |
AMD MobileAthlonXP 1700+(35W) |
3980円 |
| CPUクーラー |
ZALMAN CNPS3000(中古) |
1480円 |
| メモリ |
PC2100 512MB (Infenion) (中古) |
6980円 |
| マザー |
ECS K7S6A |
5980円 |
| HDD |
Seagate Barracuda4 80GB |
手持ち |
| HDDケース |
SMART DRIVE(中古) |
1980円 |
| ケース |
Gateway PREFORMANCE600純正 |
手持ち |
| 電源 |
ケース付属 |
手持ち |
| 温度計 |
N/B(中古) |
980円 |
これくらいのスペックならこんな値段で組めてしまいます。
コスト重視でできるだけ安く仕上げてみました。
CPUはMobileAthlonXP 1700XP(35W)。
倍率を変更し、500MHzにします。
マザーはMobileAthlonと相性の良いK7S6Aです。変換下駄なしでMobileAthlonが使えます。
ちょっと古いマザーですが、PowerNow!が使えたり、電圧が1.1V〜に設定可能なためコレにしました。
PowerNow!っていうのはCPUの動作周波数を動的に変化させることによって省電力化を行う技術です。
MobileAthlonはノートPC向けのCPUですので、PowerNow!が搭載されています。
つまり、K7S6Aを使えばノートPCみたいにPowerNow!が使えるということです。
今回は500MHz固定にするため、PowerNow!は使いません。
ケースは余っていたGatewayの純正ケースを流用しました。
このケース実はかなり作りが良く、その辺のケースと比べて剛性が半端じゃないです。
中途半端なサーバケース以上です。 静音化するには最適のケースです。
ただし電源が専用品のため交換できないのと、I/Oパネルが固定のためマザーを選びます。
今回使用したK7S6Aは電源スイッチなどのピンの位置の変更のみで取り付けできます。
ちなみにCPUファンは取り付けずにファンレスにしました。
組み立ても終わり、とりあえず起動。
立ち上がってはくるものの、Mobile Athlon4 600MHzとBIOSでは表示され、
1700+(1.47GH)になっていません。
Mobile用のため正常には認識しないようです。
電圧も1.65Vと正常値の1.45Vより高い設定になっています。
電圧は低い方がよいのでできる限り下げていきます。
とりあえず最低の1.1Vに設定してみましたが起動せず、
1.15VでBIOSは通るもののOSは起動不可。
1.175VでようやくOSが起動しました。
安定性を考えて1.2Vに設定。どうやらハズレでしょうか。
SandraでCPU Core Powerを見てみると8W! 非常に低い値です。
OSはXPProを導入。画面効果は全てOFFにしています。
動作の方ですが、多少モッサリ間はあるものの、Web閲覧などはまったく問題なし。
今回は主にファイルサーバとして使用。
実際にファイル転送もストレスなくまったく問題なしです。
ただし、大量のファイルがあるフォルダを開くのは少々時間がかかりますが。
最初はNICが100MbpsでしたがIntelのPro1000/MTに交換してこの問題もほぼ解消。
ちなみにSuperπの結果。※画像クリックで大画像
まあ、それなりに。
おまけにさらにダウンクロックしてみました。
なんと300MHz!さすがに遅いです(笑
LAN経由のファイル転送もあきらかに遅くなってます。
XPの最低動作環境もたしかこの位なのでギリギリです。

使用ソフトは
CrystalCPUID。
ソフトウェアから倍率変更ができるので、これがあれば再起動しなくとも倍率弄り放題。
便利すぎます。
とりあえず4ヶ月ほどほぼ動かしっぱなしですが、問題なし。
CPUはヒートシンクのみでファンレス化してますが、温度も室温30度で43度とかなり低いです。
電源落としたのはパーツ交換時くらいです。
この仕様で結構使えるPCになりました。
余り物と激安パーツでも用途を絞れば結構使えますね。